ワタシだけの王子様

『あ?お前にはカンケーねえよ』

と。

関係ないだと?お前こそ関係ないだろう。

なんなんだこの男。あからさまに不機嫌な態度。

続けて、『どこをどう見て嫌がってんだよ笑』と笑い音羽ちゃんの頬っぺたを
つねった。


その時音羽ちゃんが『痛……』と呟いた

それを聞いていつのまにか俺は立ち上がって

「だから、それだよ!何度言ったら分かるわけ?」と自分とは思えないくらい
冷たい声が喉から出た。

そして男の手を離させ音羽ちゃんを連れて廊下にやってきた。


そして半ば強引に手首を掴んでいたことに気づいて「ご、ごめん。」と謝ると

「こ、こちらこそ、!助けてくれてありがとう。」とお礼を言ってくれた。

少し違う形だけど、あの時のお礼がやっと出来たみたいですごく嬉しかった。

ちょっと照れくさくて「うん。」としか返事は出来なかった。すると音羽ちゃんが

「な、なんで私が嫌がってるって分かったの?結構隠してたつもりだったんだけど」

という。