ワタシだけの王子様

稀伊太side


「はー、お腹すいたぁー」


と、きいちゃんがお腹を押えながら言う

「お昼どこで済ます?」

「美味しいところ!まあどこも美味しいと思うけど!!へへ。」

ほんとうに、この子は無意識に惹かれてしまう。


合コンの時もそうだけど、まさか自分のことを指名してくれるなんて思わなかった。

合コンが始まるまでの間、友達の音羽ちゃんと笑いあっている姿はとても素敵な笑顔で
長い間見とれてしまっていた。


「稀伊太くん?」

あ、

「ごめん、ほんとうにきいちゃんって可愛いね。」

「えっへへ、ありがとっ」

こうやって素直に認めるところも、

「稀伊太くんどういう系統が好き?
パンとか、ご飯……とか?」

俺に合わせようとしてくれているところとか