ワタシだけの王子様

「ごめんね、!語彙力ないでしょう?私音羽からよく言われるんだよねえ〜、へへっ」


「好きだよ。そういうところも。」

「……ぅえ、!?」

「語彙力が足りないところも、へへっ、っていう笑い方も、声も、名前も、全部。」

「きゅ、急に、そんな褒められちゃうと、照れちゃうんですけど、」

「もっと照れてよ。可愛いから。優花さん?」

「ひっ、」

「なにその反応……喜んでるの?悲しんでるの?」

稀伊太くんは私の言った言葉を繰り返した。

「いじわる、……」

「ふふっ、」

「私いつも、みんなから『きい』って呼ばれるから、優花っていう名前で呼ばれるのは慣れてなくて、」