伝説の最強美少女。ただし(引きこもりコミュ障付き)

一度火がついたら止まらない、という感じに、彼女はせき止めていた鬱憤を吐き出し始めた。


「てかそもそも学校とか行く必要ないんですよ。大学卒業してるんで。それなのに母が行けって、今日ぅ?! おかしいでしょ! そこに私の意思はありますか?! 私はねぇ! 部屋に引きこもってゲーム出来てりゃなんでもいいんですよ!! というか母はいつもいつも行動が急で─────」

「え、えぇ……?」






そして数時間にも及ぶ長話の末に……




「もう葵さんと僕は一番の友達です! ズッ友です! いつでも理事長室に来てくださって構いませんからね!!」




僕と彼女……葵さんは晴れてマブダチになったのである。





全校集会での忠告も終わり再び理事長室に戻ってくると、そこにはまだ手付かずのままの大量の書類があった。