蒼銀の花嫁 〜捨てられ姫は神獣の番〜




 「……怖い、わけじゃない。でも……緊張するの。やっぱり、私はまだ……あなたの隣に立つには足りないのかもしれないって……」


 つぶやく声は、誰にも届かぬはずだった。

 けれど、部屋の扉が静かに開く。


 「――誰かに問うな。そなたの価値は、わたしが決める」


 その声に、セレナは振り返った。