「……君は、もう“ただ守られる側”にはいられないことを、分かっているんだな」 「はい。怖いけど、それでも……知らずにいることの方が、もっと怖いから」 その答えに、ロズベルドが静かに目を細めた。 「よろしいでしょう。封印の地――“黎明の境界”へ。 あの地でしか分からない“真実”があるのです」 アグレイスは一度だけ目を閉じ、そして頷いた。