「私は、まだ自信が持てないの。番妃として、王妃として、あなたの隣にふさわしい女性になれるのか……」
その言葉には、自分自身への疑いと不安が色濃く滲んでいた。
アグレイスは黙って彼女の手を握り、温もりを伝える。
「君がその気持ちを持つのは当然だ。でも、僕がそばにいる限り、君は決してひとりじゃない」
彼の声は強く、けれど優しく響いた。
「どんな時も、君の味方だ。君が自信を持てるようになるまで、僕が支える」
その言葉に、セレナの胸にじわりと温かな光が灯った。
「ありがとう、アグレイス……あなたがいてくれるから、私も頑張れる」
涙が静かに頬を伝い落ちる。
アグレイスはそっと彼女の頬に手を伸ばし、拭いながら微笑んだ。
「一緒に歩こう。困難も、喜びも分かち合いながら」
互いの瞳が真っ直ぐに重なり合う。



