蒼銀の花嫁 〜捨てられ姫は神獣の番〜




夕暮れの王宮の回廊。黄金色に染まった空を背に、セレナとアグレイスは肩を寄せて歩く。

沈む夕日が長く影を伸ばし、まるでふたりの未来の道しるべのように見えた。


「怖さが完全に消えることはないかもしれない」


セレナは小さく呟く。


「でも、あなたと一緒なら、その恐れも乗り越えられる気がする」


アグレイスは彼女の手をぎゅっと握り返し、静かに答えた。


「だから僕は約束する。君の笑顔を守り続けることを。」



夜、星空の下でふたりは寄り添いながら言葉を交わした。

穏やかな時間の中で、胸に灯る確かな絆を感じながら。


(どんな試練が訪れても、あなたとならきっと大丈夫。)


セレナの胸に、新たな決意と揺るぎない愛が静かに根づいていった。