蒼銀の花嫁 〜捨てられ姫は神獣の番〜




 やがて、二人は星明かりの下、ゆっくりと唇を重ね合い、深く繋がっていく。

 その愛撫は、初めての体験に戸惑いながらも、互いの心を温め合う優しさに満ちていた。

 セレナのウブな身体は、アグレイスの手に触れられるたびに小さく震え、彼の囁きに応えるように甘く吐息を漏らす。


「大丈夫だ……痛くはしない。怖がらず、そっと目を閉じて」

「はい……アグレイス様……」


 愛しさと少しの緊張が入り混じるなか、ふたりの夜は静かに、そして確かなぬくもりに包まれていった。

 朝の光がゆっくりと差し込むころ。
 まだ眠るアグレイスの隣で、セレナは静かに呟いた。


「……わたし、もう怖くない」


 その言葉には、不安だった自分への決別と、これからの未来を共に歩む強い意志が込められていた。

 彼女の手は、彼の胸にそっと重なり、その温もりを感じていた。