蒼銀の花嫁 〜捨てられ姫は神獣の番〜




 寝室は柔らかな光に包まれ、シルクのシーツの上で、セレナは緊張しながらも彼の腕の中に身をゆだねる。


「……緊張しているか?」


 優しい声にセレナは小さくうなずいた。


「……はい、すこしだけ。でも、怖くはありません」

「君がそう言ってくれるなら、私も安心だ」


 アグレイスはそっと彼女の肩に触れ、そのぬくもりを確かめるように撫でた。


「今日の誓いは、ただの言葉ではない。これから先、喜びも悲しみも分かち合う約束だ」

「わたし、あなたとなら……どんな未来でも、歩んでいけそうな気がします」


 照れたように目を伏せたセレナのその表情に、アグレイスはそっと微笑みかけた。