蒼銀の花嫁 〜捨てられ姫は神獣の番〜





「私は……君を、守る。この命のすべてを懸けて」


 その言葉は、ゆっくりと、深く、セレナの胸に染み渡った。


「……アグレイス様……わたしも、あなたと共に歩みます」


 静かな声で答えたセレナは、じっと目を閉じ、気持ちを整える。


「たとえどんな困難があっても、あなたの番でありたいと、心から願います」


 ふたりの唇がそっと重なった。
 控えめでありながらも、情熱的なそのキスは、互いの存在を確かめ合う愛の証。

 夜が深まるとともに、二人は初めてひとつの部屋で過ごすことになった。