星の雫 ~私の彼はヤクザの跡取り~

「…えっ、」

突然聞かれた質問に、答えは決まってるけど
ご両親の前で言うのは恥ずかしく戸惑っていれば

「ふふっ、良いのよ。
その真っ赤な顔を見れば悠の事好きなんだなって分かるから。意地悪してごめんなさいね?
悠と2人きりの時に気持ちを言ってあげてね?」

ルナさんはそう言うと微笑み

「…今日はもう夕方になるから、
これでお開きにしましょうか。
ヒカリちゃん、今日はわざわざ挨拶に来てくれてありがとう。帰りは悠に送って貰ってね?」

「また、いつでも来てね」と加えて言ってくれた
ルナさんと、「悠の事、よろしくね」と優しい眼差しをずっとしてくれていたハルカ君のお父さん。

ハルカ君のお父さんはルナさんに、
「大丈夫?まだ少し熱があるから寝た方が良い」と心配した様子で肩を引き寄せて支えており、

「…大丈夫ですよ。
それより悠、ヒカリちゃんを早く送ってあげて。
ヒカリちゃんのご両親も心配するから」

ルナさんはずっと笑顔だけど、身体はしんどそうに見え、「今日はありがとうございました。お身体…大事にされて下さいね」と言ってハルカ君と共に立った瞬間、

「ヒカリちゃんもね。
病気の事考えすぎて心を無理したらダメよ」

…私の病気の事、知ってるのかな?と
ルナさんの言葉に戸惑いもあったが
とにかく早く立ち去った方が良いと思い
私は再度頭を下げ、ハルカ君と共に部屋を出た。