周様との関係は変わらず、超能力はうまく使えない事も多いまま、日は過ぎ、パーティーの日を迎える。
「ようこそ、いらっしゃいました」
パーティー会場である学校のホールにつくと、執事服を着た案内人に迎えられ、招待状の確認をされる。
「宮条様と、使用人の嗣永様、安藤様でいらっしゃいますね。どうぞ、お楽しみください」
「ああ」
前を歩く周様に続き、わたしもロビーからホールへ入ると、眩しい光景に目を奪われた。
体育館くらい広さの床はピカピカで、壁や二階のバルコニー、窓などの装飾はヨーロッパ風で、ステージや大きな階段なんかもある。
天井から吊るされたいくつものシャンデリアは、大きくキラキラと輝いていて、全部合わせて、外国のお城みたいだ。
「こら、そこで止まるな」
「すみません」
入り口のところで足を止まってしまっていたのを、周様に言われ、慌ててついていく。
それでもわたしの目はきょろきょろ、ホールの中の物や人を見てしまう。
みんなは、パーティーらしい、ドレスやスーツの華やかな服に身を包んでいて、どの人も輝いて見える。
中高合同のパーティーだから居る高校生なんかは、特に似合っていた。
わたし、見劣りしていないかな?
自分の姿を見る。
この前選んだ水色のドレスは、今の自分に似合っているけど、高校生に比べたら少し子供っぽいかも。
大人っぽい、ドレスが似合うような人になりたい。
隣の律果くんは……黒のシャツに、ピンクのチーフを胸にさし、髪をセットしているけど、全体的に背伸びしている印象だな。
周様は……わたしたちに比べ、今も似合っている。
白いシャツに青のベストと、ピンクのネクタイ。
シンプルだけど、顔にもクールな雰囲気にも合っていて、とてもかっこよく、多くの女の子が周様を見ているのが分かる。
あまり大声を出しちゃいけないのか歓声は少ないが、うっとりしたため息はよく聞こえる。
いつもならすぐに囲まれるのに、今日は話しかけられないの、なんでだろう?



