お重の中身を律果くんがおしゃれにお皿に盛り付けてくれたご飯は豪華なランチみたい。
とても美味しいのもあって、夢中で食べてしまう。
「安藤、食べながらでいいから聞け」
「はい」
「この学校の生徒は、生徒間で明確に三つに分かられている。それぞれ呼び名が有り、金持ちが、ノーブル。使用人が、サーバント。特待生が、インテリだ。頭に入れておけ」
さっき、サーバントって言われたのは、それが理由なのか。
「かしこまりました」
「ノーブルに声をかけることも問題ない。さっき、怪訝な反応をされたのは、俺の名前を出したのからだ」
あー、そっか。
周様モテるみたいだもんね。
「一つ聞きたいのですが、どうやって生徒を見分けているんですか? 覚えているですか?」
でも、わたし転入生なのにサーバントだって知られていた。
「リボンやネクタイで見分けている。ノーブルは模様無し、サーバントはストライプ、インテリはチェックの柄だ」
へー、そういう違いがあったんだ。
確かにわたしと律果くんはストライプで、周様は模様が入ってない。
これなら一発で見分けられるから、わたしも上手く対応出来そう。
「オレからも補足すると、色は学年ごとに違って、一年生はピンクベースだから、ピンクじゃなかったら上級生だと思えばいーよ」
二人が教えてくれたので辺りを見回すと、みんな同じようなリボンの人と過ごしている。
色は違うこともあるけど、柄が違っても一緒に居る人は少ない。
「周様は、お昼わたし達と一緒で良いんですか?」
「どういう事だ?」
「同じ柄の人と過ごしている人が多いので」
周様が、久しぶりに表情を変えた。
むっとしていそうだ。
「なんだ、俺に友達がいないと言いたいのか」
「えっ、違います! そう思わせてしまったなら、すみません」
……謝ったけど、友達が居ないのはありそうかも。
周様って、優しいとこもあるけど、表情変わらないし、クールだし。
女の子にはきゃーきゃー言われる高嶺の花で、男子ともつるまないでいるの想像つく。
その後も、学校の事を聞きながらお昼を食べて、教室に戻る。
最後、周様に
「迷惑をかけるなよ」
って言われたけど、わたしが迷惑かけると思っているのかな。
心外なので、気をつけて行動しよ。
教室には人がそこそこ居たから、また誰かに話しかけられるかと思ったけど、話しかけられる事は無かった。
あれ?



