メイドさんは、守りたい!


職員室で担任の先生と話して、諸々の説明を受けてからわたしは教室に向かう。

時間はちょうど、ホームルームの時間だった。


「おはようございます。ということで、みなさんも知っているかと思いますが、一年二組に転校生が来ました。挨拶をお願いします」


先生に言われ、教室の前に立った時、わたしは緊張で息を呑んだ。


前の学校は、一学年に五人しか居なかったけど、このクラス、五倍以上いる!

挨拶しないといけないのに、緊張しちゃって、ガチガチのまま声を出す。


「あ、安藤寧色ですっ。よろしくおねがいします」


簡素な挨拶だけど、頭を下げると、ぱちぱちと拍手をされた。


「安藤さんの席は、空いている所、嗣永くんの隣です」

「はい」


良かった、律果くんの隣だ!

それなら、安心できる。

……それにしても、廊下から四列目、前から二番目って変なところが開いているんだな。