宵にかくして




そんなことを考えながらも隣に視線を流せば、…… ────むすっとくちびるを尖らせる秋月くんの姿。
 

「あ、きづきくん……?」

「……」



ご機嫌ななめな猫ちゃんみたいにそっぽを向いている秋月くんは、……頬杖をつきながらも、不和くんの方は一切見ずに、タブレットの画面を指先でとんとんと叩いている。
 

少し打ち解けられたと思っていたのに、とつぜんの不機嫌モードに頭を抱えてしまう。



「(不和くんと秋月くんって、ふ、不仲だったりするのかな……?!」

 
ほんのりと気まずい空気が流れる中、不和くんはそんな秋月くんの態度など意に介さないような様子で、にこりと笑いかけてくる。



「よろしくね、蒼唯さん」

「は、い……よろしくお願いします」



────どうか、この1泊2日の研修が平穏に終わりますように……!