秋月くんは生徒会役員で、不和くんと同じくらいの人気があるはずなのに。
……どうして秋月くんの周りには誰もいないんだろう?
私が不思議そうに首を傾げていると、それを察したように紬ちゃんが声を潜めて教えてくれた。
「えまち、不思議がってるけどね……、秋月くんたち生徒会役員に声かけるのって、女の子側からしたらめちゃくちゃハードル高いんだよっ?」
「、ハードル……?」
「そうそうっ、なんかこう、生徒会って"女子禁制"みたいな高貴なオーラあるし……!何より秋月くん、毎日ブリザード背負ってるもん」
「ブリザード……!」
「あんな氷点下の視線向けられたら、普通の女の子はビビって近寄れないよう。その点、スバルくんは王子様対応してくれるから人気なわけで〜!」
「そうそう。つまり秋月は観賞枠ってこと」
「、……誰が観賞用だよ」



