少しづつでも仲良くなれたらうれしいな……って、秋月くんからしたら迷惑極まりないんだろうなあ……。
そもそも、秋月くんみたいな人気のあるひとが、わざわざ私なんかを誘ってくれるはずがないよ……と付け足して、教室の前方に視線を向ける。
────……生徒会所属の秋月くんと同等の人気を誇る不和くん、……お昼から登校してきたらしい彼の周りには、ぽやんと頬を染めながら不和くんを囲うたくさんの女子生徒の姿。
「スバルくんっ、私たちの班においでよ〜……!」
「あたしの方が先に声かけてたの!ね、スバルっ」
黄色い声が飛び交うなか、不和くんはその中心でにこにことした笑顔を浮かべている、……けど、さすがの不和くんも困惑しているのか、表情が影んでいるようにも見える。



