三十一音の星を集めて

【星々を集めて渡す 恋心
    三十一音の世界から】



三ツ橋くんは真っ赤な顔でニコニコ笑って、
「ぼく、はじめてラブレターをもらいました」
と、私を見つめた。



それから、
「今度こそ、ちゃんと約束してもいいですか?」
と、言った。



「約束ですか?」

「また梶山さんと、夜空を見たいんです。今度からはあなたの恋人として、隣にいたいから」

「はいっ」



人と関わることが苦手で、苦労したこともある。

そんな私だけど、三ツ橋くんと関わることができた。

あの手紙に返事を出したことも、気持ちを伝えた今も、勇気を出した自分を褒めたいと思った。



ーーーいつか約束を果たして、夜空を見上げる時も、私は三十一音の世界をあなたにあげる。

三十一音はひとつひとつ輝いて、夜空を彩る星になるから。










       ーーー完ーーー