しばらく彼のそばにいると、
「誰かに迎えに来てもらいましょう」
と、田村さんが顔を出した。
「連絡がつくご家族の方がいますか?」
田村さんの質問に答えようとした彼の声は、ほとんど聞き取れないくらいに枯れてしまっていて、彼はスマートフォンを操作して田村さんに渡した。
その画面には、『姉さん』と表示があり、電話をかけている状態だった。
スマートフォンを受け取った田村さんがそれを耳に当て、
「……あ、もしもし。わたくし駅前のコンビニエンスストアの従業員の田村と申しますが……」
と、説明をし始めた。
彼のお姉さんは実家を出てはいるものの、近所で一人暮らしをしているらしく、今日は大学が休みでたまたま家にいるらしい。
田村さんいわく、『すぐに伺います!』と、慌てた様子で電話が切れたらしい。
どんどん体調が悪化している様子の彼のおでこに冷えたタオルをのせたりして、出来るだけの看病をしていると、店内でお客様の対応に当たってくれていた田村さんと、二十代くらいの女性がバックヤードに入って来た。
「誰かに迎えに来てもらいましょう」
と、田村さんが顔を出した。
「連絡がつくご家族の方がいますか?」
田村さんの質問に答えようとした彼の声は、ほとんど聞き取れないくらいに枯れてしまっていて、彼はスマートフォンを操作して田村さんに渡した。
その画面には、『姉さん』と表示があり、電話をかけている状態だった。
スマートフォンを受け取った田村さんがそれを耳に当て、
「……あ、もしもし。わたくし駅前のコンビニエンスストアの従業員の田村と申しますが……」
と、説明をし始めた。
彼のお姉さんは実家を出てはいるものの、近所で一人暮らしをしているらしく、今日は大学が休みでたまたま家にいるらしい。
田村さんいわく、『すぐに伺います!』と、慌てた様子で電話が切れたらしい。
どんどん体調が悪化している様子の彼のおでこに冷えたタオルをのせたりして、出来るだけの看病をしていると、店内でお客様の対応に当たってくれていた田村さんと、二十代くらいの女性がバックヤードに入って来た。



