「……まぁ、気長に待ちなさいってことよ。慌てても良いことなんかない。梶山さんのお誘いは、決してウザくないから大丈夫〜」
田村さんがそう言ったすぐあとに、誰かが入店し、店内に静かな音楽が流れた。
私達は仕事モードに切り替える。
入店してきた人は、私には見覚えがあった。
少し前、グレイヘアのおばあさんに商品案内をしてくれた丁寧なJ高生だ。
今日は私服姿な上にマスクもしているけれど、あのやわらかそうなふわふわパーマでわかった。
(なんで私服? 学校は?)
今日は水曜日。
祝日でもないし、平日だ。
創立記念日とか?
いや、でもそれは今日じゃないと思う。
彼は飲料水を持って、私のレジ前に立った。
「お願いします」
と、言った声がガラガラ声で驚いた。
商品を受け取ろうとして、ふいに彼の指に触れてしまった。
ものすごく熱い。
「あの、大丈夫ですか?」
と、思わず尋ねてしまった。
田村さんがそう言ったすぐあとに、誰かが入店し、店内に静かな音楽が流れた。
私達は仕事モードに切り替える。
入店してきた人は、私には見覚えがあった。
少し前、グレイヘアのおばあさんに商品案内をしてくれた丁寧なJ高生だ。
今日は私服姿な上にマスクもしているけれど、あのやわらかそうなふわふわパーマでわかった。
(なんで私服? 学校は?)
今日は水曜日。
祝日でもないし、平日だ。
創立記念日とか?
いや、でもそれは今日じゃないと思う。
彼は飲料水を持って、私のレジ前に立った。
「お願いします」
と、言った声がガラガラ声で驚いた。
商品を受け取ろうとして、ふいに彼の指に触れてしまった。
ものすごく熱い。
「あの、大丈夫ですか?」
と、思わず尋ねてしまった。



