三ツ橋くんからの手紙が途絶えて、五日目。
週末の休日も挟んだけれど、月曜になっても火曜になっても、机の中は空っぽだった。
七月に入ってすぐ、暑さがこたえる水曜日。
セミの声も遠くで聞こえる気がする。
「……どうしたの? 梶山さん」
と、田村さんに声をかけられた。
「えっ?」
「さっきからため息ばっかり吐いてるから。お客様も少ない時間帯だし、私で良ければ話くらい聞くよ」
「……長くなりますけれど、よろしくお願いします」
私は田村さんに、三ツ橋くんとの手紙交換の話をした。
うんうんと頷きながら聞いてくれている田村さんが、「何それ、ドラマじゃん」と時々ツッコミにも似た口調で呟く。
「私がウザいことを書いたせいで、音沙汰なしになっちゃったんです」
と、話を締めくくると、田村さんは天井を大袈裟に仰いでこう言った。
「うーん、なんか違うんだよなぁ」
週末の休日も挟んだけれど、月曜になっても火曜になっても、机の中は空っぽだった。
七月に入ってすぐ、暑さがこたえる水曜日。
セミの声も遠くで聞こえる気がする。
「……どうしたの? 梶山さん」
と、田村さんに声をかけられた。
「えっ?」
「さっきからため息ばっかり吐いてるから。お客様も少ない時間帯だし、私で良ければ話くらい聞くよ」
「……長くなりますけれど、よろしくお願いします」
私は田村さんに、三ツ橋くんとの手紙交換の話をした。
うんうんと頷きながら聞いてくれている田村さんが、「何それ、ドラマじゃん」と時々ツッコミにも似た口調で呟く。
「私がウザいことを書いたせいで、音沙汰なしになっちゃったんです」
と、話を締めくくると、田村さんは天井を大袈裟に仰いでこう言った。
「うーん、なんか違うんだよなぁ」



