さっちゃんの足跡

 卒業式を済ませた後、さっちゃんはママと一緒に洋服屋さんに行きました。
「何で制服なんか買うの?」 「決まってるのよ。 しょうがないわ。」
 なんとかさっちゃんを納得させて洋服屋の試着室に、、、。 サイズもきちんと測られてしまいました。
バストだ ウエストだ ヒップだって店員さんが測ってくれますが、さっちゃんはどうも面倒くさい様子。
 それでも新しく出来上がった制服が送られてくるとどっか気になるんですよね。 自分の部屋に飾って毎日手で確かめてます。
まだまだ袋からは出せないんだけどカッターシャツといいセーラー服といい、新しい自分になれるような気がしています。
 4月になると着るのが待ち遠しくて毎日毎日ママを突っつきます。
「まだ着れないの?」 「入学式の前の日まで待って。」
「入学式っていつ?」 「4月9日だよ。」
「まだ一週間も有るのか。 長いなあ。」 ご飯を食べながら不貞腐れてるさっちゃんを見ると子供の頃の自分を思い出すママなのでした。

 さあさあ、その入学式の日。 いつもの体育館にさっちゃんたちは新入生として迎えられました。
この学校で二度目の入学式です。 先生もそんなに代わってないみたいだなあ。
校長先生でさえまだまだ代わりそうにありません。 なんかうるさそうな先生だ。
 入学式が終わるとさっちゃんたちは二階の教室へ戻ってきました。 友達も増えるんだとか、、、。
中学から盲学校に通うことになった人も居るみたいでね。 小学生の頃は5人だったクラスもやっと6人になりました。
 これから3年間、一緒に頑張ろうねえ‼