さっちゃんの足跡

 北日本では冬休みが長くて夏休みが短いんです。
でも関東から西では夏休みが長くて冬休みが短いんです。 理に適ってますねえ。
 北日本の夏休みはお盆を過ぎた頃には終わります。
代わりに冬休みは15日くらいまで続きます。 いやいや、これを分かってないと引っ越した時に困るんですよね。
 友達に九州から東北へ引っ越した人が居ますけど「学生じゃなくて良かった。」って言ってました。
 さてさてさっちゃんは福岡に住んでいる女の子です。 1月も七日になると三学期の準備のために寄宿舎へ帰ります。
「さっちゃん、真冬も頑張るんだよ。」 お父さんはどっか寂しそう。
 「パパ、ママを困らせないでね。」 「うーーーー。」
「あらあら、さっちゃんはよく分かってるわねえ。」 「だってママの子だもん。」
 寄宿舎に戻ってしまえばまたまたさっちゃんとは会えなくなります。 分かってるんだけどなんか寂しいのよね。
「さっちゃん 元気でね。」 「私 弱くないから。」
「そうよね。」 夏休み以来、どっかに感じている寂しさをどうやって耐えたらいいんだろう?
 帰りの電車の中でママは不意に悶々としてしまうのです。
会えなくなったわけじゃないのに、、、。