君の隣、1メートル

私の夢によく君は出てきた。

ふわふわと君の雰囲気と似ているような温もりのある夢。


――君の隣は、いつも私だけの居場所だった。

朝の登校、帰り道、バスの座席も。
当たり前のように並んで歩いて、当たり前のように笑い合っていた。
でも、いつの間にか

気づかないフリをしていた自分がいた。

月日が経つごとに先に進んでしまう君を、私は何も言えずに見つめることしかできなかった。

変わらなきゃいけないのは私の方だって気づいたのは、君が姿を消したあの日から。

夢の中でも君に触れようとするとプツンと夢から覚めてしまう。

いつかまた君の隣で笑える時が来たならば、私は君への想いを言えるのだろうか。


――私は今も、あの時のまま

君の隣、1メートルの場所で立ち止まっている。