「ふふ、また真顔になってたよ。桜、ほら、綺麗だよ?」 「……任務中だ。花見してる場合ではない」 「でも、手はちゃんとつないでくれてる」 凛はほんのわずかに眉をひそめる。 「……護衛の一環だ。逸れると困る」 「それなら、“好きだから”って言ってもいいのに」 「……そういうのは、夜に言う」 悠翔の耳が真っ赤になった。 「ちょ、え、それどういう意味!? いや、そういうつもりじゃなくて!?」