「なに、また危険な目にあいたいの?」
「……」
「もう寝たの?
本当、まったく分かってないね。……そこが好きなんだけどさ」
***
「ん……っ」
太陽の光で目が覚めた。
目を開けた先に、一番に飛び込んだのは、千紘くんの寝顔だった。
私、すぐ寝ちゃったんだ……。
でも、起きたのは相変わらず私の方が早いしね。えっへん。
とにかく、今日も学校だし、一回家に戻らないと……。
それにしても、やっぱり千紘くんの顔、整ってるなあ。
みんなが好きになっちゃうのも、嫌というほど理解できる。
うらやましいところはたくさんあるけど、一番はその綺麗な肌だ。
前に聞いたことがある。なんでそんなに綺麗なのって。
千紘くんは、「さあ」って首を傾げた。
本人曰く、化粧水もなにも使っていないらしい。
私はこんなにがんばってるのに。
天は二物を与えずなんて言うけれど、千紘くんだけえこひいきしすぎだ。

