ソラが怒って一晩経った、次の日の朝。
私はあの後、三人のご飯を作り、すぐに部屋にこもった。
ベッドに寝転び、気を紛らわすために寝ようとしたが中々寝付けず、そのまま一晩中昨日あったことについて考えた。
けれど、どうしても私が全面的に悪かったという結果に辿り着かない。
カッとなってつい反論してしまったのは確かに悪かったと思うけど、ソラの方が絶対的に悪かったのではないかという考えが頭から離れなかった。
結局は答えが出ないまま一晩を越してしまった。
しかも、気付けばもう昼前。
布団にくるまって、私はいつまでもウジウジしている。
布団の中でゴロリと寝返りを打った時、コンコンと部屋のドアが軽くノックされた。
私はソラが謝りに来たのではないかと、小さな期待を胸に少し身構える。
けれど、その期待は「モカです……入ってもいいかな?」と言う気まずそうなモカの声でかき消された。
「もちろん!」
私は元気を繕ってそう言った。
すると、部屋のドアが開きモカが顔を覗かせる。
入ってきたのもつかの間、モカは私に向かって頭を思い切り下げた。
私が頭に?を浮かべていると、モカが声を発した。
「昨日のソラが、ごめん!ほのかちゃんに理不尽なこと、言っちゃって……」
モカはそこまで言うと、気まずそうに頭を上げた。
「全然大丈夫……って言ったら嘘になっちゃうけど、モカが謝ることじゃないから、大丈夫だよ」
私は笑顔を顔に張り付けてそう言った。
これは、モカとしての仲間意識の一つなんだと受け取った。
「そっか……」
モカはどこか不安げにそう言いながら視線を下に下げ、しばらくすると顔を上げてこう言った。
私はあの後、三人のご飯を作り、すぐに部屋にこもった。
ベッドに寝転び、気を紛らわすために寝ようとしたが中々寝付けず、そのまま一晩中昨日あったことについて考えた。
けれど、どうしても私が全面的に悪かったという結果に辿り着かない。
カッとなってつい反論してしまったのは確かに悪かったと思うけど、ソラの方が絶対的に悪かったのではないかという考えが頭から離れなかった。
結局は答えが出ないまま一晩を越してしまった。
しかも、気付けばもう昼前。
布団にくるまって、私はいつまでもウジウジしている。
布団の中でゴロリと寝返りを打った時、コンコンと部屋のドアが軽くノックされた。
私はソラが謝りに来たのではないかと、小さな期待を胸に少し身構える。
けれど、その期待は「モカです……入ってもいいかな?」と言う気まずそうなモカの声でかき消された。
「もちろん!」
私は元気を繕ってそう言った。
すると、部屋のドアが開きモカが顔を覗かせる。
入ってきたのもつかの間、モカは私に向かって頭を思い切り下げた。
私が頭に?を浮かべていると、モカが声を発した。
「昨日のソラが、ごめん!ほのかちゃんに理不尽なこと、言っちゃって……」
モカはそこまで言うと、気まずそうに頭を上げた。
「全然大丈夫……って言ったら嘘になっちゃうけど、モカが謝ることじゃないから、大丈夫だよ」
私は笑顔を顔に張り付けてそう言った。
これは、モカとしての仲間意識の一つなんだと受け取った。
「そっか……」
モカはどこか不安げにそう言いながら視線を下に下げ、しばらくすると顔を上げてこう言った。



