―――ドーンッ！ゴロゴロゴロ……

「うわあっ！」

深夜2時頃。

私は雷が落ちる大きな音でハッと目を覚ました。

しばらく、もう一度寝ようとしばらくベッドでゴロゴロしていたけど、目が冴えてしまって中々寝付けなかった。

一旦水を飲むためにキッチンに行くべくベッドから起き上がった。

リビングを通ってキッチンに行く時、ふとリビングの方から「グスッ……」という鼻をすする音が耳に入る。

私は気になって、キッチンではなくリビングの方に足を進めた。

すると、ソファの上に足を抱えて丸まっている人影が見えた。

あの耳としっぽのシルエット……リオかな…？

私はそう思い、恐る恐る「リオ……？」と声をかける。

「グスッ……ほ、ほの……ちゃん？」

人影は動ソファの上で動いて、こちらを向いた。

暗い中で薄っすらリオの顔が現れ、声からもリオだということが理解できた。

「うん。そうだよ……どうしたの？」

私は笑って微笑みかけると、リオは気を取り直したようにハッとしたようにソファから立ち上がった。

「ごっ、ごめんね……嫌なことを思い出しちゃって………起こしちゃった？」

リオは自分が嫌なこと思い出して悲しいハズなのに、私の心配をしてくれる。

「いや、雷の音で起きちゃってさ。大丈夫、リオの声はリビングに来て初めて聞こえたから」
「そ、そっか」

リオが雷と言うワードに、洗濯物事の時のようにに反応する。

私は不思議に思い、もう一度そのこと尋ねようとすると、雷がピカッと光ってゴロゴロと音を鳴らす。