モカがお風呂から上がってきたので、私もドライヤーで髪の毛をきれいに乾かして、洗濯物事件の前みたいにみんなでピザやお菓子を食べながらアニメを見る。

作る気力が起きなかったため、夜ご飯は出前にしてピザを頼んだ。

みんなで話したり笑ったりしていると、いつの間にかアニメの一期をすべて見終わっていた。

いつの間に……！と思っていると、私の隣でミケが大きな欠伸をする。

「ミケ、もう眠い？」
「……」

私がミケにそう問いかけると、ミケは無言のままコクリと頷いた。

そっか。もう23時前だし、そろそろ寝た方がいいよね。

「じゃあ今日はこれでお開きにする？」

私が思っていたことを言おうとすると、ソラが私の心を代弁するようにそう言った。

「ん～……」
「そうだね。ミケ、もう寝ぼけてるし」

ミケが目をこすりながらそう言った後、モカがミケの肩をポンと叩きながらそう言った。

「じゃ、もう寝よ……！」

リオのその一言で、私たちはそれぞれ動き出した。

私はリビングのコップやお菓子のごみをリオとキッチンの流し台に置きに行って、リオがコップを洗ってくれている間に歯を磨きに洗面所へ行く。

シャカシャカと歯を磨きながら、今日のことを思い出す。

午前中は洗濯物を主にした家事をして、お昼ご飯を食べた後からずっとアニメやドラマの一気見。
で、夕方頃になると急に雨が降って来て、大量の洗濯物をビショビショになりながら取り込んで……。

ほんと、色々あったなあ。

そんなことを思っていると、ゴロゴロと雷が鳴った。

急に大きな音でなったから、少しびっくりしてしまったけど、私は気を取り直して口をゆすいで部屋に向かった。

色々なことがありすぎてとても疲れていたからか、とても眠い。

無理に起きているのもあれだから、私はすぐにベッドに横になって眠りについた。