「そっか……よかったぁ~知らない人じゃなくて……ありがとう」
それを隠しながら思ったこととお礼をソラに向かって言った。
「全然。声かければ俺だってすぐわかって不安な思いさせなくてよかったのにな……ごめんな」
申し訳なさそうに眉の端を下げてそう言ってくるソラ。
「うん。助けてくれてありがとうっ‼」
私はにっこり笑ってソラに向かってそう言った。
けれど、頭の中ではでは自分の心がキュウッとなる理由を探してグルグルしていた。
何なんだろう、この気持ち……苦しいのに嬉しくて甘酸っぱくて幸せな気持ち。
じっと考え込んでいると、ソラに顔を覗き込まれて「体調悪い?大丈夫?」と言われた。
「ううん、大丈夫!考え事してただけだから‼」
なぜだか高まる自分の気持ちに気づかないふりをしてそう言うと、ソラは安心したような顔になる。
「星恋とミケを見失っちゃったし、芭音とモカとリオともはぐれちゃったけど……どうする?」
ほっ、本当だっ!合流ないといけないし、二人の尾行も続けないといけないのに‼
「じゃ、じゃあ私、芭音にいったん連絡するね……!」
私は焦る気持ちを抑えて、スマホをかばんの中から取り出した。
[芭音、ごめん!人混みに呑まれた。ソラが助けてくれて今一緒にいる。モカとリオは一緒?]
そんなメッセージを送ると、すぐにメッセージが返信されてきた。
[そうだったんだ。今二人と二階で見失った星恋ちゃんとミケ君を探してる。一旦二人を見つけるまで別行動で見つけた方が尾行して、もう片方が合流するっていう形にしよう]
芭音からのメッセージにはそう書いてあって、私はOKと書かれた動物のスタンプだけ送ってスマホをカバンにしまった。
「三人とも一緒にいるって。あっちも二人を見失っちゃったみたいだから二階で探してるって言ってる」
そう言った後に芭音から送られてきたメッセージの内容も言って、二人で三階のフロアに向かった。
それを隠しながら思ったこととお礼をソラに向かって言った。
「全然。声かければ俺だってすぐわかって不安な思いさせなくてよかったのにな……ごめんな」
申し訳なさそうに眉の端を下げてそう言ってくるソラ。
「うん。助けてくれてありがとうっ‼」
私はにっこり笑ってソラに向かってそう言った。
けれど、頭の中ではでは自分の心がキュウッとなる理由を探してグルグルしていた。
何なんだろう、この気持ち……苦しいのに嬉しくて甘酸っぱくて幸せな気持ち。
じっと考え込んでいると、ソラに顔を覗き込まれて「体調悪い?大丈夫?」と言われた。
「ううん、大丈夫!考え事してただけだから‼」
なぜだか高まる自分の気持ちに気づかないふりをしてそう言うと、ソラは安心したような顔になる。
「星恋とミケを見失っちゃったし、芭音とモカとリオともはぐれちゃったけど……どうする?」
ほっ、本当だっ!合流ないといけないし、二人の尾行も続けないといけないのに‼
「じゃ、じゃあ私、芭音にいったん連絡するね……!」
私は焦る気持ちを抑えて、スマホをかばんの中から取り出した。
[芭音、ごめん!人混みに呑まれた。ソラが助けてくれて今一緒にいる。モカとリオは一緒?]
そんなメッセージを送ると、すぐにメッセージが返信されてきた。
[そうだったんだ。今二人と二階で見失った星恋ちゃんとミケ君を探してる。一旦二人を見つけるまで別行動で見つけた方が尾行して、もう片方が合流するっていう形にしよう]
芭音からのメッセージにはそう書いてあって、私はOKと書かれた動物のスタンプだけ送ってスマホをカバンにしまった。
「三人とも一緒にいるって。あっちも二人を見失っちゃったみたいだから二階で探してるって言ってる」
そう言った後に芭音から送られてきたメッセージの内容も言って、二人で三階のフロアに向かった。



