コソコソとミケと芭音の尾行を続けて十数分。
やっと駅前のショッピングモールにたどり着いた。
二人とはずっと同じ暮らしの距離を保って歩いてきた。
現在も10mくらいに先に二人が楽しそうに喋りながら歩いている。
二人がショッピングモールに入って行って、私たち五人もそれに続く。
ショッピングモール内によく効いている冷房の冷たい風が頬をなでた。
お昼時であり、夏休みの休日だからかショッピングモール内は人でごった返していた。
私たちの後ろからもたくさんの買い物客が入ってきて、ショッピングモール内にできた人混みに私は流されてしまう。
みんなはそんな私に気づかずどんどん進んでいき、みんなが進んでいった道が人によって閉じられてしまった。
そのせいで、四人を見失ってしまう。
声を出してもみんなに届かなくて、行きたくもない方向に流されていっていたその時、誰かに手首をガシッと掴まれた。
「えっ⁉」
思わず驚きを声に出していると、グイグイとどこかに引っ張られていく。
振りほどこうとしても固く掴まれており、そのせいで足もおのずとその方向に進んでしまう。
しかも、人混みの中から腕が伸びてきていて、身長が低いせいでどんな人が私の腕を引いているのか見ることもできず見定めることもできない。
結局その手に引っ張られている方向についていくしかなかった。
しばらく進むと、人がほとんどいないところに出た。
私の手を引っ張ていたの誰かと言うことを確認するために顔をバッと上げると、そこに立っていたのはソラだった。
「ソ、ソラッ⁉」
驚いて、素っ頓狂な声を上げる。
「だっ、大丈夫かっ⁉ほのか!急にいなくなるから人混みに突っ込んで探したんだ。それで、人がいないところを見つけたから、手を引いてとりあえずそこに」
そう言うソラを見て、ほっと一安心した。
それと同時に胸がキュウッとする。
やっと駅前のショッピングモールにたどり着いた。
二人とはずっと同じ暮らしの距離を保って歩いてきた。
現在も10mくらいに先に二人が楽しそうに喋りながら歩いている。
二人がショッピングモールに入って行って、私たち五人もそれに続く。
ショッピングモール内によく効いている冷房の冷たい風が頬をなでた。
お昼時であり、夏休みの休日だからかショッピングモール内は人でごった返していた。
私たちの後ろからもたくさんの買い物客が入ってきて、ショッピングモール内にできた人混みに私は流されてしまう。
みんなはそんな私に気づかずどんどん進んでいき、みんなが進んでいった道が人によって閉じられてしまった。
そのせいで、四人を見失ってしまう。
声を出してもみんなに届かなくて、行きたくもない方向に流されていっていたその時、誰かに手首をガシッと掴まれた。
「えっ⁉」
思わず驚きを声に出していると、グイグイとどこかに引っ張られていく。
振りほどこうとしても固く掴まれており、そのせいで足もおのずとその方向に進んでしまう。
しかも、人混みの中から腕が伸びてきていて、身長が低いせいでどんな人が私の腕を引いているのか見ることもできず見定めることもできない。
結局その手に引っ張られている方向についていくしかなかった。
しばらく進むと、人がほとんどいないところに出た。
私の手を引っ張ていたの誰かと言うことを確認するために顔をバッと上げると、そこに立っていたのはソラだった。
「ソ、ソラッ⁉」
驚いて、素っ頓狂な声を上げる。
「だっ、大丈夫かっ⁉ほのか!急にいなくなるから人混みに突っ込んで探したんだ。それで、人がいないところを見つけたから、手を引いてとりあえずそこに」
そう言うソラを見て、ほっと一安心した。
それと同時に胸がキュウッとする。



