二人も愛想よくそう返事する。

「で、なんで三人揃ってほのかちゃんの部屋にいたの?……ほのかちゃんは分かるけど……」

リオが疑問に思ったことをストレートにぶつけてくる。

『えっとね…実はさ―――』

星恋はさっきとは打って変わって、ためらうことなく自分のことを説明した。

「そうだったの⁉もちろん、協力するよ」

優しいリオは星恋に向けて満面の笑みでそう返す。

『ありがと~!』

星恋は嬉しそうに手を合わせてそう言った。

「ミケ君ってね―――」

リオも、ミケについて知っていることをペラペラ話していく。

星恋はさっきと同じように、せっせとメモを取っている。

私はそんな様子が微笑ましくて、画面越しに目が合った芭音と顔を見合わせて思わず笑い合った。