かばんをベンチに置いて、アイスを持ち直した。
アイスに添えてあったスプーンで、一段目のひまわりのアイスをすくって食べる。
「っ!おいし~」
そう言ってスプーンを持っている手でほっぺをに手を添えた。
「フフッ、元気だな~ほのかちゃんは」
隣に座っているモカからそんな声が聞こえたので、そちらを向いてみると、口元を抑えながら笑っていた。
「そんなにおいしいんだったら一口頂戴?」
モカはそう言って、私がもう一口食べようとアイスをすくったスプーンを手ごと取って、自分の口に運ぶ。
「ほんとだ、おいし~」
そう言っていたずらっ子のように笑うモカ。
「ちょ、ちょっと。私が食べようとしてたのに!」
怒ったようにそう言うと、「ごめんごめん。俺の一口あげるから」と言われた。
「はい、あーん」
そう言ったモカはすくったアイスを私の口元に近づけてくる。
これ、一昨日ソラにもされたような……。
そんなことを考えながら、パクッとアイスを食べる。
すると、ソーダのシュワシュワしたはじける感覚とバニラ濃厚な味が口いっぱいに広がった。
「お、おいしい~!」
思わず声を漏らすと「あっ、手に垂れてる!」とモカが焦ったように急にそう言った。
手元を見ると、アイスが溶けて私の手に垂れてきていた。
「ティッシュ~」
そう言いながらティッシュをかばんから出そうとするけど両手がふさがっていてできない。
すると、モカが私のカバンからティッシュを取り出して私の手元を拭いてくれた。
「ありがとう」
「別に、好きな子のためだから」
私を見つめながらそんなことを言ってきたので、恥ずかしくて目線をそらした。
「なんかほのかちゃんってひまわりみたいだね。ひまわりが咲くみたいにパッて笑う。それ以外でも、コロコロ表情を変えるんだ」
私の手を拭き終わって、ティッシュを丸めながらそう言うモカ。
「いや、モカもだよ。笑うときにふんわりお花が咲くみたいに」
「そぉ?」
「うん」
私がそう言うと、モカが「そう言ってもらえて嬉しいな」と言う。
「じゃあどっちも違う感じのひまわりだね」
私が思いついてそう言うと、モカも笑って返事してくれる。
モカから目を離して、ひまわり畑を見る。
このひまわり畑も私とモカみたいだってことなんだよね……というか、私たち以外の、ミケ、リオ、そしてソラもひまわりみたい。
そんな考えがいつまでも頭に残る今日この頃だった。
アイスに添えてあったスプーンで、一段目のひまわりのアイスをすくって食べる。
「っ!おいし~」
そう言ってスプーンを持っている手でほっぺをに手を添えた。
「フフッ、元気だな~ほのかちゃんは」
隣に座っているモカからそんな声が聞こえたので、そちらを向いてみると、口元を抑えながら笑っていた。
「そんなにおいしいんだったら一口頂戴?」
モカはそう言って、私がもう一口食べようとアイスをすくったスプーンを手ごと取って、自分の口に運ぶ。
「ほんとだ、おいし~」
そう言っていたずらっ子のように笑うモカ。
「ちょ、ちょっと。私が食べようとしてたのに!」
怒ったようにそう言うと、「ごめんごめん。俺の一口あげるから」と言われた。
「はい、あーん」
そう言ったモカはすくったアイスを私の口元に近づけてくる。
これ、一昨日ソラにもされたような……。
そんなことを考えながら、パクッとアイスを食べる。
すると、ソーダのシュワシュワしたはじける感覚とバニラ濃厚な味が口いっぱいに広がった。
「お、おいしい~!」
思わず声を漏らすと「あっ、手に垂れてる!」とモカが焦ったように急にそう言った。
手元を見ると、アイスが溶けて私の手に垂れてきていた。
「ティッシュ~」
そう言いながらティッシュをかばんから出そうとするけど両手がふさがっていてできない。
すると、モカが私のカバンからティッシュを取り出して私の手元を拭いてくれた。
「ありがとう」
「別に、好きな子のためだから」
私を見つめながらそんなことを言ってきたので、恥ずかしくて目線をそらした。
「なんかほのかちゃんってひまわりみたいだね。ひまわりが咲くみたいにパッて笑う。それ以外でも、コロコロ表情を変えるんだ」
私の手を拭き終わって、ティッシュを丸めながらそう言うモカ。
「いや、モカもだよ。笑うときにふんわりお花が咲くみたいに」
「そぉ?」
「うん」
私がそう言うと、モカが「そう言ってもらえて嬉しいな」と言う。
「じゃあどっちも違う感じのひまわりだね」
私が思いついてそう言うと、モカも笑って返事してくれる。
モカから目を離して、ひまわり畑を見る。
このひまわり畑も私とモカみたいだってことなんだよね……というか、私たち以外の、ミケ、リオ、そしてソラもひまわりみたい。
そんな考えがいつまでも頭に残る今日この頃だった。



