「向こうはたまに俺を見かけるらしいんだが。
俺は大抵、考え事をしながら歩いてるから」
あ、そうだ、と明巳は手を打った。
「でも、この間、二人でファミレスに行ったぞっ」
「まあ、ご夫婦ですからね……。
って、社長、ファミレスとか行くんですかっ。
ああいや、この間、働いてらっしゃいましたけどっ」
と若田は妙なところに食いついてくる。
「……俺だって、ファミレスくらい行くぞ」
まあ、社会人になってからは、あんまり行ってないんだが、と思ったあとで、若田に訊いた。
「妻に会うのに、適した手土産、なんだろうな?」
「……えーと。
普通は毎日会う奥さんに、手土産、用意しないと思うんで。
あと僕、彼女もまだいないんで」
わかりません、とちょっと寂しげに言われてしまった。
俺は大抵、考え事をしながら歩いてるから」
あ、そうだ、と明巳は手を打った。
「でも、この間、二人でファミレスに行ったぞっ」
「まあ、ご夫婦ですからね……。
って、社長、ファミレスとか行くんですかっ。
ああいや、この間、働いてらっしゃいましたけどっ」
と若田は妙なところに食いついてくる。
「……俺だって、ファミレスくらい行くぞ」
まあ、社会人になってからは、あんまり行ってないんだが、と思ったあとで、若田に訊いた。
「妻に会うのに、適した手土産、なんだろうな?」
「……えーと。
普通は毎日会う奥さんに、手土産、用意しないと思うんで。
あと僕、彼女もまだいないんで」
わかりません、とちょっと寂しげに言われてしまった。



