「これで全部かな」 「そうですね」 業者のトラックと一緒にみんな行ってしまった。 ちなみに、美春たちはあとでやる宴会の買い出しに行っていた。 しんとなった家の中を見回していると、明巳がほたるの手をつかみ、 「ちょっと来い」 と言う。 ほたるをあのソファまで行き、座らせる。 明巳はそのまま黙って、ほたるの顔を見つめていた。 「あの……照れるのでやめてください」