誰にも言うなよ ~結婚式の後始末~




 いい天気なこともあり、車で走っているだけで、うきうきする休日だ。

 やはり、人間の身体に日光は大事だよな、とほたるは思う。

 明巳にこの心の声が聞こえていたら、
「いやっ、俺とお出かけだから、うきうきじゃないのかっ」
と突っ込まれていただろうが。

「あっ」
と窓の外を見たほたるは声を上げ、

 なんだっ!?
と見られる。

「『この道に進入しても』」

「進入しても、なんだ?」

「わかりません。
 今、真っ白な看板に、『この道に進入しても』だけ書いてあって、そのあと、余白だったんです……」

「……いろいろ想像が駆け巡るな」

「……進入しても、ライオンがいます」

「何故だ」