「そうだ。
やっぱり、杉田さん、この家が気になるらしいぞ」
と啓介が皿を出しながら言ってきた。
……だから、何者なんですか、杉田さん。
「うちの娘夫婦が住んでるって聞いて、俺にもその話回ってきたんだよな~」
と言われ、ほたるはちょっと照れる。
「どうした?」
と啓介に問われ、
「……いや、娘夫婦とか。
私たち、夫婦って感じじゃありませんし」
とほたるは答えた。
どっちかと言うと、シェアハウスか、合宿という感じだ。
「でも、もう長くやってるじゃないか。
連続して共に過ごした期間は、うちより長いんじゃないか?」
……あなたがたの思う長いとは、と思いながら、ほたるは冷蔵庫を開けた。



