「生姜とニンニクを買いました」
いつものように、二人はキッチンに移動していた。
おう……と横でビールを呑みながら明巳が言う。
ちょっと返事に困っているようだった。
「上級者になった気がします」
と言って、
「……なんの?」
と言われる。
「なにに使いましょうかね?」
「あてもないのに買ったのか……」
「いや、雑誌とかのレシピ見てると、大抵、生姜とかニンニクとか使ってるじゃないですか。
見るたび、うちにはないなあって思ってたんですよ」
「まあ、生姜とかニンニクとか小ネギとかを操れると上級魔法使いって感じだよな」
何故、魔法使い。
どちらかといえば、料理を錬成する錬金術師では……。



