「最初は、あら、綺麗な子がいると思って見たのよ。 私に似てるから綺麗だと思ったのね」 やっぱり困った人だな、と思いながら、はあ、とほたるは返事をする。 「あなたを――」 娘とのわずかな触れ合いを思い出そうとしているらしき母は少し考えたあとで言った。 「産んだとき、大変だったわ」 「……すみませんでした」