――いつか、面白いサイトの記事を見つけたから、それを笑いながら涼ちゃんに見せたことがあった。 だけど、じっくり読んでいた時も涼ちゃんは終始無反応だった。 「あれ?面白くなかった?」 「わからない。 これが、っていうか、俺が面白いと思うかが。」 無機質な涼ちゃんの目に、黒い影が落ちるのを見た。 感情が欠落した、同類。 ざわざわと、いつか感じた優越感が膨らんでいく。 穏やかで息がしやすいこの場所に、新しい“安心”を見つけた瞬間だった。