放課後になって、私は先輩たちが来るのを待っていた。

__今日で、さよならだ。

暴走族とは、関わらないようにしなくちゃいけない。もしかしたら、その暴走族が私の家族を奪った人たちかもしれない。そうだったら、私は手が出かねないから。

その前に、もう別れないと。



「結姫ちゃ~ん」



……来たかな。



「お待ちしていました、星先輩、椿先輩、湊先輩」

「あれ、星って名前教えてたっけ?」

「私が一方的に知っただけです」



これも、彼らの安全のため……先輩たち、ごめんなさい。

せっかくこんな私に声をかけてくれたのに、一方的に縁を切って。



「あの、先輩たちにお願いがあります」

「ん~?どうしたの~?」

「__もう、私と関わらないで下さい」