ゆ、柚姉っ……?

驚いて教室のドア付近を見てみると、友達が言っていたように、そこには柚姉が立っていた。

それも、目が笑っていないのににっこりと作り笑顔を浮かべている。

ひっ……!

こ、怖いよぅ……っ。



「わ、私行ってくるっ……!」



私が急に椅子から立ち上がったことにみんなが驚いていたけど、まずは柚姉のところに行かなくちゃ……!

怒った柚姉は本当に怖いからっ……!



「結姫~?お話いいかしら~?」

「は、はぃ……」



柚姉は私を図書室の中の目立たない、司書室の中へと連れていった。