「ほら先輩、結姫が怖がっているので、その辺にしてやってください」



あ、彩心ちゃん~……。

今、私は彩心ちゃんが女神に見えるっ……!



「そっか~、残念だなあ~。じゃあ結姫ちゃん、またね~」

「は、はいぃ……」



なんだか、湊先輩の笑顔、目が笑っていないような……あはは。

とにかく、今日は絡まれることはないはず!

彩心ちゃんに感謝しなくちゃっ……!



「彩心ちゃん、ありがとうっ……」

「どういたしまして」



そう言って微笑んだ彩心ちゃん。