い、痛いところをつつかれてしまった……。



「人よりも体力があるだけです」

「うーん……。本当にそれだけなのかな……」



とにかく、この三人には絶対に能力のことがバレないようにしなくちゃっ……!

バレたら終わりって、私の本能が言っている……。



「それでは……」

「結姫ちゃ~ん、待ってよ~」



帰ろうとしたら、湊先輩にがっしりと腕を捕まれてしまった。

湊先輩、華奢な見た目なのに、すごく力が強いっ……!



「……今日はもういいんじゃないのか」

「……え?」