それから、暴走族という存在が苦手になった。

もう……何も失いたくないよ……。

そう思った私は、もう親しい関係を作らないようになった。

こっちでも、なるべく人に関わらないようにしなくちゃ……。特に、あの暴走族の三人には……。

そう考えた私は、髪を三つ編みに結いながら、教室に戻った。