先に中に入った湊が、そんな声を出した。



「椿くん、星くん……。めちゃくちゃ美少女が寝てるんだけど……」

「……あ?」



女?

とりあえず、俺も椿も中に入ってみた。

湊の言う通り、中には世間一般的に言う美少女がいた。



「あ、あれ……?ここ、どこぉ……」



俺たちが驚いていると、女はむくりと起き上がった。

髪は金色で、瞳は青色。

まるで外国人と話しているような気分だった。



「き、君、名前は……?」

湊が驚きながら、そいつに名前を聞いた。