ページの端には、日付と共にある名前が目に入った。
委員長:柊 湊(第6期時点)
「……柊先生?」
声に出したとたん、背中にひやりとしたものが走った。
今、数学を教えてくれてる柊先生の名前。
それが、当時の委員長として書かれている。
まさかと思いながらも、頭の中で何かが繋がりそうで繋がらない。
……こんな委員会、どうして今は存在しないんだろう?
そして、この“恋愛ゲーム形式の提案”って……?
そのとき──
「珍しいね。図書室で会うのは」
突然、声がして振り返る。
「……先生……」
ファイルを持ったまま、私は立ちすくんだ。
目の前に立つのは、まさに柊先生。
いつも穏やかで、どこか淡々とした印象の人。
けれど今は、その静かな微笑みがなぜか怖かった。


