*
「……あれ、空いてる」
いつもより静かな図書室。
昼休みにここに来たのは、委員会の資料探しが目的だった。
文化祭に向けた出し物案を考えるために、去年の記録を見ようと思ったのだ。
図書室の一番奥にある、学校行事の過去ファイルコーナー。
ホコリをかぶった棚の引き出しを引くと、思った以上にぎゅうぎゅうにファイルが詰まっている。
「えっと……去年の文化祭は……これ、かな?」
分厚いバインダーを引っ張り出した拍子に、となりのファイルがバサッと落ちた。
「あっ、ごめんなさい……!」
床に落ちたのは、古びたクリアファイル。
表紙には、ボールペンで手書きされた文字。
──《恋愛研究委員会 第6期活動記録》
「……れんあい、けんきゅう?」
聞き慣れない名前に、思わず眉をひそめる。
「こんな委員会、あったっけ?」
そっと開いてみると、中には簡易的な議事録のようなものや、ミーティングのメモが綴られていた。
『第2回:学年別にときめき傾向を分析』
『第4回:生徒が自然に恋を意識するタイミングの調査』
『第6回:次世代に向けた“恋愛ゲーム形式”の提案』
……恋愛、ゲーム?
急に、心臓がドクンと高鳴った。
“恋愛ゲーム”というワードに、なぜか理由のないざわつきを覚える。
「……あれ、空いてる」
いつもより静かな図書室。
昼休みにここに来たのは、委員会の資料探しが目的だった。
文化祭に向けた出し物案を考えるために、去年の記録を見ようと思ったのだ。
図書室の一番奥にある、学校行事の過去ファイルコーナー。
ホコリをかぶった棚の引き出しを引くと、思った以上にぎゅうぎゅうにファイルが詰まっている。
「えっと……去年の文化祭は……これ、かな?」
分厚いバインダーを引っ張り出した拍子に、となりのファイルがバサッと落ちた。
「あっ、ごめんなさい……!」
床に落ちたのは、古びたクリアファイル。
表紙には、ボールペンで手書きされた文字。
──《恋愛研究委員会 第6期活動記録》
「……れんあい、けんきゅう?」
聞き慣れない名前に、思わず眉をひそめる。
「こんな委員会、あったっけ?」
そっと開いてみると、中には簡易的な議事録のようなものや、ミーティングのメモが綴られていた。
『第2回:学年別にときめき傾向を分析』
『第4回:生徒が自然に恋を意識するタイミングの調査』
『第6回:次世代に向けた“恋愛ゲーム形式”の提案』
……恋愛、ゲーム?
急に、心臓がドクンと高鳴った。
“恋愛ゲーム”というワードに、なぜか理由のないざわつきを覚える。


