恋愛禁止ダンジョン、攻略中。




「…………え?」





一瞬、頭が真っ白になった。
心臓が、ドクン、と鳴る。





「うそ、待って、やだ、ちょっと待って!! いま本気で好きって思ったばっかりで──!!」





バッ、とスマホを振るが、なにかの冗談であってほしい画面は、無慈悲にカウントダウンを始めていた。


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「やだ、奏都くん……! 忘れたくない……! 」


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目の奥がズキッと痛んだ。
頭の中で、なにか大事なものが引きはがされていく音がする。


記憶が消える――本当に、消される。
彼と過ごした時間、重ねた言葉、手が触れた感触も。


りんは思わず、スマホを床に投げだした。


3
2


「お願い、好きって思っただけなのに、」


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